■堺屋太一
もう10年も前に朝日新聞に連載されていた「平成三十年(何もしなかった日本)」。単行本を手にする機会があって一気に読んだ。当時(1997年)から20年、今から10年後の日本の姿を描いた未来小説。登場する様々なビジネスモデルがとても興味深い。特に、個人的には為替、税金、そして人口に関する統計数値を用いて物語を組み立てているので、リアリティがあって面白い。10年前、まだ10代だった僕達、社会に片足突っ込んだ今の20代-30代が読むべし。
本文中、若手官僚が「おもしろい世の中を創る政府」という目的の持った「ヴァーチャルガヴァメント」を作り政策勉強会を行う。国家権力の根元は防衛と徴収と治安といいながらも、「この政府の中枢は情報娯楽大臣と夢創り委員長」というあたり非常に楽しい。また、そこで使用されている言葉は「暮らしている側」のもので、「…医療、介護ではなくって養生と長寿。教育や科学技術ではなくって、学習と訓練…」てな感じで、なんだか町内会的な雰囲気である。そういえば、参議院選挙がありますなあ。
■今日の一枚
広大な草原という表現はありつつも、どこか英語でいう「Plain」な感じがいつもある。多分、絵を描くのが好きで、自分の色の置き方では、ただ何もない広大な「空」や「草原」をべた塗りしている、というのが「Plain」だと感じてしまうからだろう。ところで、一個石を置いてみると、こんなにも空間が楽しく面白い。

絵はやはり楽しい。
もう10年も前に朝日新聞に連載されていた「平成三十年(何もしなかった日本)」。単行本を手にする機会があって一気に読んだ。当時(1997年)から20年、今から10年後の日本の姿を描いた未来小説。登場する様々なビジネスモデルがとても興味深い。特に、個人的には為替、税金、そして人口に関する統計数値を用いて物語を組み立てているので、リアリティがあって面白い。10年前、まだ10代だった僕達、社会に片足突っ込んだ今の20代-30代が読むべし。
本文中、若手官僚が「おもしろい世の中を創る政府」という目的の持った「ヴァーチャルガヴァメント」を作り政策勉強会を行う。国家権力の根元は防衛と徴収と治安といいながらも、「この政府の中枢は情報娯楽大臣と夢創り委員長」というあたり非常に楽しい。また、そこで使用されている言葉は「暮らしている側」のもので、「…医療、介護ではなくって養生と長寿。教育や科学技術ではなくって、学習と訓練…」てな感じで、なんだか町内会的な雰囲気である。そういえば、参議院選挙がありますなあ。
■今日の一枚
広大な草原という表現はありつつも、どこか英語でいう「Plain」な感じがいつもある。多分、絵を描くのが好きで、自分の色の置き方では、ただ何もない広大な「空」や「草原」をべた塗りしている、というのが「Plain」だと感じてしまうからだろう。ところで、一個石を置いてみると、こんなにも空間が楽しく面白い。

絵はやはり楽しい。